飯豊連峰前衛 二王子岳(1,420.3m) ブナ平付近(850m付近)まで

 南俣集落から歩いた。  しっかりとしたトレースを踏んで進む
   
 二王子神社で正月山行の礼を込めて参拝  炊事場もすっぽり
   
 一王子避難小屋に着いた。DAEさん、須藤さん。  冬期入口を除雪して入る
   
 ブナ平で振り返る。ここで今日は下山とした。  下山の一王子下の冬尾根から新潟方面を観る。案外下は良さそう
   




日 時  平成23年01月30日(日)
参加者 DAE(坂場)さん、LTQ(下越山岳会)
行き先  飯豊連峰前衛 二王子岳 (1,420.3m)行けるところまで。
天 候  曇り時々雪
目 的   体調管理

装 備  冬山低山日帰
登はん用具:なし
ナビ用品:地図・シルバコンパス・GPS
防寒具:フリース・軽ダウン
飲み物:ポカリスエット1.0L・水1.0L
食料品:インスタントラーメン・調理パン・菓子パン・蜜柑
残 量: 菓子パン1個
その他 なし

コースタイム 事柄 備考
06:30分 集合場所に集合
07:05分 駐車場所着          降・積雪のため、やがて来る除雪車の対応を考え右往左往
08:00分 南俣集落発(100M)  
08:58分 二王子神社着(295M) 

09:15分 二王子神社発        一合目からは、トレースは確認できない。雪が深くなる。
09:53分 冬尾根に取り付く(525M) 急斜面では腰ラッセル。
10:55分 一王子(720M)着      久しぶりに雪に覆われた一王子避難小屋の風景だ。腹も空いたので小屋に入る。

12:30分 一王子発
13:00分 ブナ平着(850M付近)   ここで行動停止で下山とする。

14:02分 二王子神社着(295M)
14:07分 二王子神社発
14:50分 南俣集落着(100M)


概要
昨年々末に福島川入から飯豊本山に向かい、会の諸先輩、仲間そして小国山岳会の岳友のおかげで、念願叶い登頂することができた。その後所用やら
会の総会、大雪等が続いてヤマから足が遠のいた。
大雪の時、ヤマから遠ざかる理由はいくつかあるが、除雪作業で身体がキツイ。とか登山口にあたる集落が除雪作業でみなさん、苛立っている時に
ただでさえ狭い、道路が雪で余計に狭くなっているので非常に気を使う。何度か下見に行っても当日、雪が多めに降れば駐車車両が除雪障害になるため
除雪終了後に入りたいが、時間が遅くなる。
非常に難しい状況である。今年は、少し雪が落ち着かないと入山できるヤマも近場では限定的だ。
そんな状況で、ヤマから足が遠のいていたが、少し歩きたくなりDAEさんと少し歩きにでかけた。


記録
この冬のシーズンクリスマス寒波から40日以上続いている冬型はアリューシャンのブロッキング高気圧に行く手を阻まれた上層の低気圧が同じ場所に留まり
冷たい寒気を伴った低気圧が循環して同じ傾向の形が継続し、特に西廻りの寒気が顕著で山陰から北陸西部ではJPCZが発達し大きな被害を与えた。
県内では中越・上越で平野部山沿いを中心に近年にない記録的な大雪となったし、山形県小国町でも2mを越え、山間部では3mを越えた。

そんな冬なので、行きたかった焼峰には登山口の問題があり延期の連続。
やはり、比較的道路の広い二王子岳が地元では入り易い。夜中に強風の音で目が覚める。外を観るとほぼ、暴風雪という感じだ。
これは予報のとおり、大荒れの天気で山頂へ。という日ではなさそう。
朝起きて、こりゃ、かなり辛い天候になりそうだと予備の手袋と帽子を入れ替える。DAEさんとボクの車で南俣に向かう。
南俣集落では20センチ前後の積雪。除雪車が途中の道路で作業中だったので、やがて来るはずだがどうしたものか?

1台後続車が来て相談。そうこうしていると当会の須藤さんが到着。集落奥の林道方向に一番奥行ける所までバックで上がることにした。
結局、小一時間費やしてしまった。モチ下がりますわな。

気を取り直して準備して出発する。
南俣集落から二王子神社へ向かう林道は、しっかりしたトレースがあった。
おかげで、順調に進んで予想より早く到着することができた。

神社に到着して、柏手を打って参る。正月山行の登頂と無事下山の礼、今年一年の安全登山を祈願した。
炊事場に着くと、先行していた新潟のW氏がスキーで先行して出て行くところで、まもなく須藤さんも出るところだった。

一休みして先行する2人を追う。一合目手前で前日のトレースは消えていた。神子石下の一本杉を越えて暫く登り冬尾根に取り付く。スキーのW氏、須藤さん
はもう少し上で冬尾根に上がる。冬尾根への登りは傾斜のため胸腰ラッセルとなってしまった。
冬尾根上でW氏、須藤さんの後ろに付いて登る。途中、DAEさんと2人で前に出て一王子避難小屋に向かう。

一王子避難小屋の冬期入口のドア前の雪を除けて入るがいかんせん、真っ暗。ヘッデンを点けてとりあえずの食事。
W氏は小屋に寄らず、少し上まで登り下山するとのこと。
須藤さんと3人で四方山話をしながら暖かい食事を摂って、須藤さんは下山、我々はブナ平付近まで様子を観に行ってくることにする。

小屋の南東側のピークに出ると急に風当たりが強くなり温度も一段冷えた感じがする。
所々吹きだまりがあるものの強風の当る場所は雪が締まっていて歩き易い。ブナ平に到着。DAEさんは廻りを観察して会山行の計画の下見。
状況に納得して下る事にする。ザックのポケットに突っ込んだポカリが凍ってしまいもう飲めない。

北からの風も強く、雪も横殴りなのでそそくさと下山する。振り返るとDAEさんの右側の顔に雪が付着したまま。顔凍ってますよ(笑
そういうボクの頬、耳もジンジンしていた。これ以上登るなら、目出し帽が要るかな。

ところで、足先の冷えが辛いボクだけど、飯豊から降りたあと、皮膚科を受診して末梢の血行を改善させる内服薬、軟膏を処方頂きちゃんと使用している
そのためか、少し前から通常の生活でも以前のような極端な冷えを感じなくなった。

今回は冬用革靴で出かけたけれど冷たさを若干感じるものの通常の範囲内で痛みを伴うようなことはなかった。
以前よりは改善されている実感がある。これは嬉しい成果だ。


帰りは早い。炊事場で登りに雪に埋めておいたミカンを水代わりに食べて下山する。
南俣に到着すると集落内、奥の林道も除雪されていた。

そろそろ、クライミングのトレーニングも再開しなきゃ。でも、少し太り過ぎている今日この頃・・・・


※ 我々の登った前日1月29日(土)にSIZ、最近当会に入会されたNさんが山頂まで届いた様である。天気のタイミングを上手く掴めたようである。




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